映画といっぴん

ただの会社員です

宇宙が舞台の長編映画「インターステラー」感想 相棒は人工知能ロボット!?

f:id:pan0141:20180226180611j:plain

インターステラー : 作品情報 - 映画.com

あらすじ

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

映画『インターステラー』 - シネマトゥデイ

169分の宇宙旅行

今までいくつか似たようなSF映画を観たけれど、他の映画に比べて尺が長い。
なんと169分!!なるほど。途中で観るのが疲れてきた理由はこれだった。
でもそんな長い時間観ていたとは感じなかった。気付いたけど宇宙が舞台の映画だとスケールが壮大だからかその世界に入り込める。

特にこの映画は他の惑星に降り立ったときの映像がとても綺麗。あとは映像が非現実的な感じがしないというか、宇宙船の内部なんかSFであればもっと近未来的な装飾でもおかしくないんだけれど少しさびれた感じがする。それがリアルっぽさに繋がっているのかな。なんだか宇宙旅行に行っている気分になった。(後で分かったけどCGを極力使わないようにしているらいしい)
IMAXで見たらもっと楽しめたと思う。トイレを我慢できる自信が無いけど(笑)

ストーリーに関しては、後半からブラックホールに主人公が突っ込んでいって、その先が五次元だったり。あとは最終的に愛の力で危機を乗り越えた!みたいになっていたのが前半の科学的な雰囲気に比べて一気に非現実的になったなーと感じた。
(ほかのブログでは化科学的な解釈されてるけど理解するのは難しい!)

 
そしてこの映画で私が一番好きなポイントが登場人物。いや、人物じゃなくてロボットなんだけども。人工知能ロボットのTARSとCASEが人間じゃないかと思うぐらいキャラクターを持っていて好きになれる。
ちょいちょいギャグを挟んでくるTARSはこの映画唯一の癒しだし、
CASEは無口だけど、いざとなると頼りになるところが良い。アメリア博士を猛スピードで救助し、即座にシートベルトの役割を果たしていたところなんてめちゃくちゃかっこよかった。(それが仕事だけれども)
そしてそんなTARSとCASEを仲間として見ているパイロットたちにも感動した。クーパーなんかTARSのことを「相棒」って呼んでいるからね。
KIPPもこの仲間に入ってほしかった…

 

という訳で私の中ではロボット萌えができる作品になってしまったのだけれど、
この作品で一番大きく描かれているのは親子の愛。SFのハラハラもあり、ヒューマンドラマのような感動も味わえた映画だった。